分煙社会から無煙社会へ
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タバコ問題情報センター選定
「2012年6月場所 新番付表」
掲載
2012年6月1日
■今年の「世界禁煙デー」に際し、禁煙推進の著名人とタバコ擁護の著名人をそれぞれ東西の力士に見立てて、番付表を作成しました。
詳しくは、
こちら
のPDFをご覧ください。
「ニコチン惨歌」
2012年6月1日
当センター代表理事、渡辺文学作詞。
もちろんニコチンの「讃歌」ではなく、「惨歌」です。
内容は、
こちら
のPDFをご覧ください。
『禁煙ジャーナル』 2011年1-2月号「新春特別対談」
ストップ受動喫煙!
松沢知事・リンボウ先生 公開対談
2011年3月5日
■冊子詳細
A4判縦 全6ページ オールカラー
神奈川県「受動喫煙防止条例」の制定にご尽力された、松沢成文神奈川県知事(当時)と、作家でタバコ問題解決に熱心な「リンボウ先生」こと林望氏(当センター理事)のお二人の対談を冊子にしたものです。
対談は2010年12月15日に神奈川県庁大会議室において、当センター代表理事の渡辺文学が司会を務め、当センターの主催で開催されました。
松沢知事の条例制定にまつわるお話や、林氏のウィットに富んだ、日本のタバコ問題についての考察など、読み応えのある内容になっています。
■冊子入手方法
1冊400円(送料込み)
お問い合わせは
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からお願いします。
表紙
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タバコ問題情報センター選定
「2010年 タバコ問題10大ニュース」
掲載
2011年1月29日
■1位は「4月1日、神奈川県「受動喫煙防止条例」施行」
その他、
こちら
のPDFをご覧ください。
タバコ問題情報センター 一般社団法人化記念企画
「リンボウ先生禁煙ポスター」
の入手方法について
2010年10月28日
■「禁煙ポスター」入手方法
ポスターは、「無料配布」とさせて頂きます。
ご希望の方は下記の手続きをとって下さい。
1.氏名or団体名(担当者名)、住所、電話番号
2.タバコ問題情報センター宛、FAXで申し込んで下さい。
3.お一人、原則として3枚までとさせて頂きます。
4.送料・手数料実費として、1口500円のカンパをお願い申し上げておりますのでよろしくご高配下さい。
5.「カンパ」は同封の郵便振替用紙を利用いただくか、または「切手」でも結構です。
FAX番号:03-3222-6780
お問い合わせは
こちら
からお願いします。
禁煙ポスター
大きめの画像
(写真左)巣鴨 更科様、(写真中央)川崎 志楽の湯様 事務所、(写真右)公益財団法人 結核予防会様 事務所
※写真をクリックすると、大きめの画像が表示されます。
■タバコ問題の抜本的解決をめざして
タバコ問題が大きな転換期を迎えている。
WHO(世界保健機関)では、1970年代から加盟各国に対して、喫煙・受動喫煙の害から国民の生命・健康を守るために様々な勧告を行い、多くの国々がその勧告に従って、医学団体や教育機関、市民運動団体などと密接な連携を行い、タバコの広告規制や販売促進規制、タバコ有害情報の周知徹底を図ってきた。
しかし、わがニッポン国は、長年の専売制度により、国が率先してタバコの税収を重視し、また、数多くのタバコ族議員の存在によって、タバコ規制はほとんど行われてこなかったのである。
1985年、ようやく専売制が解除され、日本たばこ産業梶iJT)となって政府の方針に変化の兆しを見せたが、歴代3社長は旧大蔵省出身者であり、現会長・涌井洋治氏も同じく大蔵省の幹部であったことから、政府・JTの癒着の構造は未だに解消されていない。
このような背景を有しながらも、喫煙・受動喫煙の害を追及する我が国の専門家やNGOの取り組みが進み、また、2009年の政権交代などによって、タバコを追及する世論はこの数年でかなりの変化をみせ始めてきた。
一般社団法人タバコ問題情報センターは、このような時代の流れをさらに大きく盛り上げたいと考え、このほど林望氏(リンボウ先生)と石井英男記念医療支援基金(田中潤理事長)の全面的なバックアップをいただき、「禁煙ポスター」の第1弾を作成した。
受動喫煙の有害性が世界中で明らかとなり、多くの人が集まる場所の禁煙は、もはや常識となっている。今回のポスターは、特に飲食店に焦点を合わせて、リンボウ先生が日ごろの持論を展開したものである。
本日ご参加のメディアの皆様には、タバコの害のない社会をめざす当センターの取り組みに対し、ぜひとも暖かいご理解とご協力を賜りたく、心からお願い申し上げる次第である。
2010年10月14日
一般社団法人 タバコ問題情報センター
代表理事 渡辺文学
銭湯の煙害をゼロに−−世田谷区の全銭湯50軒を"湯破"して
禁煙ジャーナル編集長 渡辺 文学
2006年12月22日
■はじめに
私は大の銭湯ファンです。自宅は数年前から24時間風呂とし、毎晩、ときには朝風呂にも入っていますが、広くそして手足を十分伸ばせる(短い手足ですが)銭湯が大好きで、週に1、2回は通っています。
ところで、都内の多くの銭湯が、脱衣所にもロビーにも灰皿を置いて自由にタバコが吸えるようになっていたことは大きな問題でした。風呂上りのサッパリした気分のところに、タバコの煙と臭いを浴びせられるのはまったく不愉快・不健康な出来事でした。しかも、東京都公衆浴場業生活衛生同業組合(以下浴場組合)の機関紙『1010』(せんとう)でも、「銭湯の利用は健康増進に効果的」、「病気の予防になる」というような記事を毎号掲載しており、「喫煙野放し」はこれに大きく反する結果となっていたのです。
2003年5月、厚生労働省は「健康増進法」を施行し、受動喫煙防止の方針を打ち出しました。しかし、職場、ホテル、飲食店、交通機関、タクシーなど「禁煙」「分煙」が実施されていない場所がまだかなり存在している中で、銭湯の"タバコ汚染"も未解決のままでした。
世田谷区内の銭湯のレポート
pdfファイル(398KB)
■空気のきれいな銭湯「江戸遊」
私が住んでいる世田谷区や事務所の近くの新宿区、ときどき野球をした後や、審判を務めた後に利用する練馬区、中野区などの銭湯や各区の区長・保健所長にこの問題で再三申し入れを行ってきましたが、脱衣所とロビーの禁煙(分煙)化には皆消極的で、納得できる回答をもらったことがありませんでした。
ところが2004年2月、千代田区淡路町に「
江戸遊
」という銭湯がオープンしました。千代田区の施設があった場所に、1階〜4階が銭湯の施設、5階〜12階は区の住宅となっているゲタ履きビルで、お風呂は3階にあります。
この「江戸遊」が完全分煙の銭湯で、脱衣所・ロビーとも灰皿をすべてなくし、2階に隔離された「喫煙所」を設け、その場所以外はまったく無煙環境としました。「江戸遊」は、私の事務所から自転車で5,6分という距離で、この年は1年間に100回近くも通ってしまいました。
これまで度々行っていた新宿や地元世田谷区の銭湯には、ほとんど行かなくなってしまいましたが、世田谷区内には行ってみたい銭湯がたくさんあり、何とかタバコ規制対策が進まないかと、世田谷保健所長には再三申し入れを行って脱衣所とロビーの禁煙化を訴えてきました。
■値上げを機に「全面禁煙」を提唱
2006年5月11日、新聞各紙は都の入浴料金がこれまでの400円から430円になることを報道しました。浴場組合では、この値上げを機に「入浴による健康増進を売り物とする銭湯で、喫煙はふさわしくない」と判断。都が入浴料を決めている999の銭湯を、6月1日から「全面禁煙」にすると発表したのです。
これまで、厚生労働省や東京都、保健所、そして浴場組合に再三再四タバコ規制を要望して参りましたが、ようやくその願いが叶えられると嬉しい思いでいっぱいでした。
■しかし現実は
私の自宅は、世田谷区のちょうど真ん中あたり、馬事公苑のすぐ近くです。もっとも近くにある銭湯は、小田急線・千歳船橋駅と私の家のちょうど中間地点にある「四季の湯」というなかなか施設の整った銭湯で、「江戸遊」ができるまでは、「煙害」に腹を立てながらも、月に何回かは通っていました。そして、今年4月以降、それまでまったく規制がなかった脱衣所に「健康増進法」の貼り紙が貼られ、初めて「禁煙」となったのです。
そこで、果たしてロビーの状況がどうなったか、新聞報道に間違いがないかどうか期待しながら、6月2日に訪ねてみました。するとどうでしょう。相変わらずロビーには大きな灰皿が二つも置いてあり、ぜんぜん「禁煙」とはなっていませんでした。さっそく翌日、世田谷保健所長に手紙を送り、いったい浴場組合の新らしい方針はどうなっているのかを問い質しました。
さらに、これまで何回か通った他の銭湯がどうなったかをこの目で確かめてみたいと、次に田園都市線・用賀駅の近くにある「栄湯」に行ってみました。この銭湯は、ぬるい天然温泉があり、ゆっくり入るにはもってこいの銭湯でした。ところが、一見インテリ風のオーナーは、まったくタバコ問題に理解がなく、脱衣所にもロビーにも灰皿を置き、自由に吸わせていたのです。昨年、このオーナーと健康増進法をめぐって論争したことがあります。私が「受動喫煙防止のために灰皿を撤去すべきでは…」と言ったのに対し、なんとこの経営者は、「この法律は、特に禁煙を命じているわけではない」「灰皿をなくせとは言っていない」などと、私に食ってかかったのです。
もちろんその時からまったく行っていなかったのですが、浴場組合の方針がどうなったかを確かめるため6月7日に訪ねてみました。すると、以前とまったく変わりがないではありませんか。ロビーにも脱衣所にも灰皿が置かれ、組合の方針も、保健所の指導も無視の状態でした。
■保健所への申し入れ文書
私が数年前から地元の世田谷保健所を始め、都内の幾つかの保健所、そして都衛生局、厚生労働省などに対して何回も送ってきた「要望書」の要旨を紹介したいと思います。この内容は、単に銭湯だけではなく、飲食店や職場の禁煙・分煙化を要請する際の参考にしていただけると思います。
私は「銭湯の禁煙化」について、関係各方面に何度も要請を行ってきました。しかし、「灰皿を用意してタバコを吸っていただくのがサービス」という考えの銭湯オーナーが多く、煙と嫌な臭いは野放しとなっています。タバコの煙の中には約4000種類もの化学物質が含まれており、そのうち発がん物質・発がん促進物質は約200種類が確認されています。
銭湯の脱衣所・ロビーも「公共の場所」です。妊婦、幼児、身体の弱い人、タバコの嫌いな人が受動喫煙の被害に曝されている実態を、関係者は真剣に考えていただきたい。しかも、最近の調査によれば、喫煙者でさえも、「他人のタバコの煙は迷惑」(実際は「健康被害」ですが)と思っている人が50%以上もいることが明らかとなっています。さらに、喫煙者の約70%は「やめられればやめたい」と思いながら吸っていることも多くの調査やアンケートで判明しているのです。
銭湯の最大のサービスは、「きれいな空気環境を提供すること」ではないでしょうか。銭湯利用者の健康と安全のために、「全面禁煙」(過渡的には「分煙」もやむを得ないケースもありますが)を推進して下さるよう関係者の取り組みを期待しています。
全国各地の「日帰り温泉」「スーパー銭湯」などでは、数年前から脱衣所・ロビーの禁煙(完全分煙)はすでに常識となっています。
タバコ規制対策は時代の要請であり、世界の趨勢です。厚生労働省や自治体(保健所)は早急に浴場組合、銭湯に対して通達(指導)を行い、「禁煙」(分煙)を実施するよう強く要請します。
■世田谷区内全銭湯の調査開始
何回か足を運んだ「四季の湯」「栄湯」の状況をみて、私はこの目で区内のすべての銭湯を訪ねてみようと決心しました。幸い、世田谷区では65歳以上の高齢者に対し、年間10枚の入浴券を発行しており、まずこの券を使用して銭湯探訪を開始しました。
インターネットで検索してみると、区内には52軒の銭湯があり、通勤で利用している田園都市線(半蔵門線)沿線にもかなり多くの銭湯が点在していました。従って、途中下車で足代のかからない銭湯からまず調査を始めたのです。検索した地図を塗りつぶしていく作業はなかなか面白いものでした。何軒か通っているうちに、良い銭湯、悪い銭湯の違いがはっきりわかってきました。
判断基準の第一はもちろん「禁煙」となっているかどうかでした。次に水風呂の有無、シャワーの有無、ジャグジーがあるかどうか、お湯の温度が熱過ぎないか、脱衣所やロビーが清潔かどうかなども判断基準に加えていきました。
■ついに全銭湯を「湯破」
11月28日、最後に残っていた京王線・芦花公園駅近くの「第二千歳湯」に入りました。自転車で約25分くらいの距離でしたが、都立千歳高校に通っていた50年以上前のころを想い出しながら、ペダルを踏んでいきました。この銭湯は番台方式で、戸を開けた瞬間に「店内禁煙」の張り紙が3枚も目に入ってきました。
そして「健康増進法」の解説も2枚。ゆっくりお湯に入って、着替えが終わったのが午後11時過ぎでしたが、年配のオーナーに6月からのいきさつを話し、今日が最後であることを話しました。このオーナーもタバコが嫌いな方のようで、すっかり意気投合して気分よく帰宅しました。
今回、全部の銭湯の調査を思いついたのは、先に述べた10枚の入浴券と一緒に同封されていた区内52軒の銭湯のリストでした。結果的には、この中で1軒が9月で廃業となっており、もう1軒が休業ということで、ちょうど50軒の銭湯に入ったこととなります。(その後、11月にもう1軒が休業)
全ての銭湯のリスト(当記事上部に掲載)の中で、脱衣所とロビーのどちらかに灰皿が出され、「全面禁煙」となっていなかった銭湯が20軒(40.8%)もありました。(「完全分煙」は4軒=8%)
この結果を基に、今後、世田谷保健所を始め、浴場組合、都衛生局、厚生労働省などに対し、タバコ公害の全面追放を目指して、粘り強く取り組んでいきたいと「戦闘意欲」を高めているところです。
「たばこ病」読本 [禁煙・分煙のすすめ]
渡辺文学・著 A5判 165ページ 1,500円+税
緑風出版 ISBN4-8461-0007-3 C0336
2000年8月30日 初版第1刷発行
2005年4月10日 第2刷発行
日本のタバコ問題について、Q&A方式でわかりやすく解説しています。「軽いタバコなら害が少ないの?」や、「タバコは周りの人にも危険なの?」といった、誰でも疑問に思っていた事に的確に回答しています。
2005年9月1日
「タバコ病」読本の内容について、簡単ながら順次公開する予定です。
「タバコやんなっちゃった節」
渡辺文学 作詞・歌
当センター代表が作詞し、ウクレレ片手に歌もうたう「タバコやんなっちゃった節」。ハワイアンの「タファファイ」のメロディーに合わせた替え歌です。タバコに関して「やんなっちゃった」ことを愉快に、しかし、鋭く指摘しています。詞は時代背景に合わせて少しずつ変わっています。各所で歌声を披露していますが、総じて好評です。
一.
朝の通勤 駅まで歩く
ところが前行く サラリーマンが
盛んに煙を 撒き散らす
追い抜きや 前にもまた一人
ああ〜やんなっちやった
ああ〜おどろいた(繰り返し)
≪解説≫
毎日歩く駅までの道。
前を歩くサラリーマンが
盛んに煙を撒き散らしています。
息を止めて追い抜くと、また前にも…。
いやはや……。
二.
成人男女の タバコが減って
三割切ったと 報道された
とごろが減らない 売り上げは
じやんじやん吸ってる 末成年
成人の喫煙率は男性46.9%、
女性16.3%となりました。
男女計は3割を切りましたが、
未成年者の喫煙は増加の一途です。
三.
一本一円 値上げとなって
マスコミ盛んに 騒いでいたが
まだまだ安いよ 日本のタバコ
こんな値段じゃ やめません
多くの先進国では今、一箱
600円〜1000円と、日本のタバコの
2倍〜3倍にもなっています。
日本はあまりにも安過ぎます。
四.
タバコ裁判 判決ひどい
そのわけいろいろ 探ってみたら
ニコチン中毒裁判長だ
負かすわけない JTを
東京地裁の担当裁判長、
顔はドス黒く、しわも多く、
完全なスモー力−ズ・フエイスで、
ニコチンの依存性を否定しました。
五.
高裁判断 注目したが
患者切り捨て 判決ひどい
JT幹部は 喜んで
御用学者に 感謝する
そこで原告は、東京高裁に控訴。
ところが、担当裁判長は、
J丁の御用学者の主張を全て認め、
棄却判決を下しました。
六.
学校、病院 禁煙進み
日本の社会も 変わってきたが
抵抗してるよ 文化人
タバコやめない バカの壁
小・中・高校の敷地内禁煙が進み、
また、病院や自治体などの禁煙も
進んでいますが、一部の文化人は
禁煙運動を誹講・中傷しています。
七.
アメリカ、カナダは 本腰入れて
タバコ会社と 対決してる
日本の政府は 出来ません
大株主だよ JTの
米、英、加、オーストラリアなど、
多くの国の政府はタバコ会社と対決
していますが、日本政府はJ丁の
大株主(50%)で、無理な話です。
八.
タバコ条約 発効したが
日本の動きは まだまだ鈍い
世界の国々 取り組み進む
スピード上げたい 対策を
タバコ規制枠組条約が、2005年2月27日
発効しました。世界の国々で抜本的な
規制対策が展開されていますが、
日本はまだまだスローぺ−スです。
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