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【2011年4月分】

2011/2/23『日経』[ニュースの理由(わけ)]「値上げ後も進まぬ禁煙」は、国内たばこの販売本数減が予想よりも低いことや、喫煙者の4割が禁煙に挑戦、6割が脱落したことを紹介。

医療費削減・予防医学の観点から、さらなる増税の必要性がよく理解できる。


2011/2/27『神戸新聞』[永田町から]「国会内での禁煙化要求」は、比例近畿選出の民主・浜本宏衆議院議員が予算委員会分科会で、国会内の完全禁煙化を求めたことを記述。他紙が無視するなか、貴重な記事。


2011/2/27『東京』「お寒い喫煙のマナー」は、今年、韓国では厳しい寒波に見舞われ、自分(記者)と同じビルで喫煙者(「愛煙家」と表記)たちが、「北風が吹き荒れる喫煙場所で、首をすぼめながらプカプカやっている姿をみると気の毒になる」とした上で、トイレ内の喫煙や階段の踊り場の灰の散乱は「厳しい寒さがソウルの喫煙家(「愛煙家」とは表記していない)のマナー低下につながっている」と記述。

禁煙に成功した記者だが、意識は喫煙者のままというよい見本。この見出しはしゃれのつもりか?


2011/2/28『読売』「NHK『隠密八百八町』に主演 舘ひろし」には、舘氏の「たばこを吸うことがあまり格好いいことではないような気がした」との発言を紹介。

「又十郎を若々しく演じる姿には、早くも新たな格好良さが反映されているような気がした」と結んだ。このヨイショ、なかなかいい。


2011/3/2『日経』[プロムナード]「煙草からはじまる選択肢」(作家・姫野カオルコ氏)は、非喫煙者による実質喫煙擁護。

「吸いたい人は吸えばよい。吸いたくない人は吸わなければよい」という短文を掲げて、タクシーや飲食店での喫煙が選択できる道を残すべきだと主張。

末尾は、「吸いたい人が吸える。吸いたくない人が吸わないでいられるような状態」を希う、と前掲短文を受身に変えたが、世界の流れは目にしたくない方のようだ。


2011/3/12号『週刊現代』[今週の遺言・大橋巨泉]「スウェーデンや豪州ではあと20年でタバコが消える 日本はおそらく最後の国?」は、タバコがあと何年で消えるか、シティグループの予測を紹介。スウェーデンは2028年、豪州は2030年、アメリカは2046年だが、日本は最後になると巨泉氏は見る。

また、先月号で紹介した、「『喫煙室の設置』を迫られる、全国の中小・零細企業」も「弱いもの」、という猪瀬氏の主張については、「政治家らしい『すりかえ』だ」と一刀両断。さらに小谷野氏の「禁煙ファシズムに勝利すること」という言動には、「こんな狂気の表現をさせるのが、ニコチンの恐ろしさだ」と、遺言にふさわしい内容。


2011年3月号『遊戯ジャーナル』「遊戯業界も『禁煙』『分煙』に積極協力を」(ほか4本の見出し)は、あの煙モウモウのパチンコ業界の機関誌に本紙渡辺編集長が登場。インタビューに答える形。

「タバコを吸う人には、いささかキツイ言葉が続いたが、とにかく今後の活動を祈りたい」と結ぶ。


2011/3/7『日刊ゲンダイ』[街ネタ酒ネタ]「禁煙すると婚活がうまくいく」は、禁煙が結婚を成立させたAさんの事例やファイザー社のアンケート結果を紹介。「婚活する人は、まず禁煙だ」と結ぶ。


2011/3/7『朝日』[声](投書)「ぜん息患者に酷 路上喫煙の煙」は、ぜん息になってみて煙の被害を自覚。路上喫煙者が「煙の暴力」にもっと敏感であるよう願っています、と結ぶ。

ほんとうの「弱いもの」とは、こういう方たちなのですよ、猪瀬サン!


2011/3/8『しんぶん赤旗』「禁煙タクシー全都道府県で実施」「運転者らの提訴転機に」は、個人タクシー・安井幸一氏の禁煙に向けたこれまでの粘り強い行動や、2/25に開かれた「タクシー全面禁煙達成ありがとう」集会で、1運転者自身の喫煙、2業界団体に加盟していない業者が喫煙を認めている実態、などが「残された課題」として取り上げられたことも紹介。


2011/3/8『産経』「『名ばかり分煙』改善策は!?」「飲食と完全分離を」は中身の濃い記事。「禁煙スタイル」の岩崎拓哉氏と作家の林望氏の指摘も取り上げ「名ばかり分煙」に対する利用者の明確な意思表示も問われそう、と結ぶ。


2011/3/11『スポーツニッポン』「徳重ら禁煙できなければ 石原軍団くび」は、芸能事務所「石原プロモーション」に所属する4人が都内で禁煙宣言した様子を紹介。

舘ひろし氏を真ん中に、『軍団禁煙』などと書かれた看板を4人が支える写真をみれば、その決意が並みでないことを示している。ガンバレ!


2011/3/19『朝日』[惜別]「漫才師 喜味こいしさん」の末尾には、、「昨年12月2日のNHK大阪ホールでの番組収録が最後になった。病院から酸素ボンベをつけて駆けつけた。楽屋で好きなたばこを吸い『肺がんでなぁ』。こいしさんらしい豪胆さ、笑いが起きた。芸とともに歩み続け、自分に正直だった人生。そこに自然な笑いが満ちていた」とあった。

作曲家の中田喜直氏(故人)は、「喫煙者は人生をごまかして生きている」というある人の発言を著書で紹介していたが、これ、虚ろな「笑い」だったのではないか。


2011/3/20『毎日』「放射線被害現状は皆無」には、「日本は世界一のがん大国です。2人に1人が、がんになります。つまり、もともとある50%の危険性が、100_シーベルトの被爆によって、50.5%になるということです。たばこを吸うほうが、よほど危険といえます」と、中川惠一・東京大付属病院准教授の発言を紹介。「タバコよりも排ガスの方が危険」という主張の逆だが、これで安心はできぬ。


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